このカテゴリでは、おひとりさまミドルであるわたしが、どのように働き方をととのえてきたか、また、日常的にととのえようとしているかについて綴った記事をまとめていきます。
こうして改めて自分の「働き方」を記事としてまとめながら感じたのは、いくつかの転職も、否応なしに決意した独立も、そのときどきの自分に合うよう、生き方ごと調整させられてきたように思います。
正解かどうかはわからないけれど、いまでいう「最適解」というものでしょうか。
ここからは、かなり個人的な話になりますが、よければお付き合いください。
30代の後半、それまで続けていた仕事が肉体的にも精神的にも、だんだん“しっくり”こなくなり、休職や転職も試みましたが、自分では「得意分野」だと思っていた職種にもうまく適応できなくなっていったのです。
ある時期は、少し社会から身を隠すように自宅で過ごしていたこともありました。
そんな中で「在宅ワーク」という働き方を選んだのは、ほかに選択肢がなかったというのも正直なところです。
ただ、なんとなく社会人になる前から関心のあった「書く」ということで叶えられるならと、在宅でWebライターとして活動することとなりました。
そこから1年ほどでライター業が生業となり、その数年後には個人事業主として旗揚げすることができました。
とはいえ、その船出は華々しいものではなく、大海原を手漕ぎの小さな木船で進んでいくような、期待半分、不安半分のスタートでした。
もちろん新天地での「洗礼」も受けましたし、なんといってもアラフォー年齢からパソコンスキルを始めとするWebライティングに必要な知識や技術を、とにかく「やりながら」身につけていったので、ハードな面もありました。
ですが、「時間」と「体」の自由が利くことと、出社や対面での業務がないことが想像以上に自分に合っていたようで、なんとか地道に取り組んでこられました。
よくよく考えてみれば、これまで経験してきたどの仕事よりも長く続けられているのです。
ところが、働く環境というものは、また静かに潮目が変わっていきます。
コロナ禍以降、テレワークの定着や副業人口の増加によってフリーライターは年代を問わず一気に増えました。
案件を発注する企業側もコストカットや業務の効率化を重視するようになりました。
そのため、ミドル世代のわたしが以前のように安定して案件を受け続けるのが、少しずつ難しい流れになっていったのです。
受注取引が不安定になり、新規契約にも以前ほどスムーズにつながらない。
そうしてまた、在宅ワークを始めた頃とどこか似た空気の中で、「いつか叶えたい」とぼんやり考えていたオウンドメディアの立ち上げに踏み出しました。
これもまた、理想だけで始めたというより、限られた選択肢の中で迫られたような、ささやかな決意です。
そして50代のいま、いくつかクライアント企業からの案件を受注させていただきながら、今後の生業となるように、このオウンドメディアを長期的な視野で育てているところです。
仕事のスケジュールを自分のペースで組みやすい。
急な予定にも比較的柔軟に対応できる。
お店や道路が空いている平日に外出できる。
その日の体調に合わせて稼働時間を調整できる。
あえてメリットだけを並べていますが、こうした働き方は、「時間」や「体」に余白を持たせながら、自分を優先して続けやすいというのが大きな利点です。
ストレスがたまりにくく、心身を消耗しにくい。
おひとりさまミドルにとって、これは思っている以上に大事なことではないでしょうか。
働き方は、生き方そのものです。
自分でできることが多ければ多いほど、生きやすさも少しずつ広がっていく─。
たとえ手漕ぎの小さな木船でも、自分で漕いでいけることに価値がある─。
このカテゴリでは、そんなふうに無理なく自分主体でととのえていく働き方について、わたしの実体験をもとに綴っていきたいと思います。
「正しい働き方」ではなく、「自分らしい働き方」、そんな「ラテラルワーキング」を模索しながら。


