このカテゴリでは、おひとりさまミドルであるわたしが、日々の暮らしの中で感じていた揺らぎのようなものや、年齢とともに変化する心・体・感覚・社会性・人間関係などについて綴った記事をまとめています。
おひとりさまミドルの衣食住、そして健康、活動、余暇、娯楽などをテーマにした実践や実体験、ちょっとした考察などを自分の言葉で。
やや硬めの話を少しだけさせてください。
ひとり暮らしでなくても、ミドル世代の日常には、外からは見えにくい「蓄積」がある気がします。
氷河期世代やロスジェネと呼ばれるに至った時代背景の中で、とにかく日々を不屈の精神で粛々と積み重ねてきた方も少なくないでしょう。
もちろん、心が折れた日だってあるはずです。
でも、今日、生きているからと、明日の自分のために奮起しなければと、折れた心を立て直すしかなかった、そんな経験もあるのではないでしょうか。
だからこそ、なんだかたくましくはなったけど、独りで頑張ることに慣れ過ぎたり、疲労困憊への免疫がつき過ぎたりして、自分の中に抱え込んでしまった負の遺産もたくさんあるかもしれません。
—自分を解放したり肯定したりすることが苦手
—自分のことより家族や友人、仕事のことが優先
—自分の将来について思い描くことさえ少ない
これ、まさに、わたしがそうでした。
わたしはコンサルタントでもカウンセラーでもない、しがないフリーライターです。
なので、よくある「自分軸を構築しましょう!」とか「AI活用『術』で稼ぎましょう!」とか、こういう提起をするつもりはありません。
そもそも専門家ではないので、むずかしいことはできません。
ただ、ミドル世代の暮らしのナビゲーターとして、「わたしはこうやってますよ、やってきましたよ、たくさん失敗も挫折もあったけど、ようやく自分らしく生きることを自分に許せるようになりましたよ、なかなか心地いいですよ、軽やかですよ、楽しいですよ」といったフラグを立てられたら、そう思います。
それは大げさな自己改革ではなく、固まりがちなミドルの暮らしをほぐしたり、温め直したりするような微調整のようなものです。
衣食住も、健康も、余暇も、活動も、「ちゃんとやる」から「ちょうどよくやる」へと少しずつシフトしていく─。
その変化は大きなものではないけれど、確実に日々の軽さにつながっていきます。
ミドル世代って、「これまでの人生」と「これからの人生」のゆるやかな分岐点みたいなところがありますが、なかなか自分でコントロールできないことも多いですよね。
だけど、「いま」の自分を受け止めて、受け入れて、これまでの自分となじませながら、いらないものを捨て、ふさわしいものを残しつつ、新しい「自分」になってもいけます。
このメディアが提案する「ととのう暮らし」とは、完璧で見映えのいい生活のことではありません。
ありのままの自分で、少しだけ呼吸がしやすい状態を自分らしく見つけていくことがテーマです。
そういう小さな連鎖のようなものを、わたし自身も“ここ”で積み重ねていけたらと思っています。
「ちゃんとした暮らし」より、「ちょうどいい暮らし」、そんな「ラテラルライフ」を提案しながら。


